西国三十三所巡り(二巡目)⑷

昨日は別の話題でしたが、

 

気を取り直して西国三十三所巡りの続きです。

 

前回の長谷寺から車を走らせること約30分、

 

お次は西国三十三所の第七番札所の岡寺にやってきました。

 

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岡寺は、奈良県明日香村の東にある岡山の中腹に位置しています。

 

明日香村といえば、

 

大化の改新が起こった場所で知られています。

 

大昔は日本の首都だったのですね( ^ω^ )

 

その「岡寺」という名前ですが、

 

正式名称は

 

「東光山  真珠院  龍蓋寺」

 

というそうです。

 

ですが、土地の名前から、

 

「飛鳥の岡にある寺」

 

として親しみを込めて呼ばれており、

 

現在では宗教法人の名前も「龍蓋寺」ではなく「岡寺」となっています。

 

このお寺は西国三十三所の七番札所としてだけではなく、日本最初の厄除け霊場としても知られています。

 

そもそも「龍蓋寺」という名前は、

 

 

飛鳥の地を荒らし農民を苦しめていた悪(龍)を、義渕僧正という僧がその法力を使って池の中に封じ込め、大きな石で「蓋」をして改心させたとの言い伝えから「龍蓋寺」とされたそうです。

 

その池は現在も「龍蓋池」として境内に存在し、蓋である大きな要石を触ると雨が降るとの言い伝えも残っており、昔は雨乞いの法要も行われたと伝わっています。

 

また、悪龍の「厄難」を取り除いて飛鳥を守った伝説は、その厄除け信仰の始まりの所以の一つであるとも言われていますよ(^ν^)